おめでとう、データプライバシー記念日。サイバーリスク、規制リスク、名声リスクのいずれであろうと、データプライバシーは、リスク専門家が日々直面する最も重要な課題のいくつかと結びつきを強くしている。そして、データ資産のセキュリティとコンプライアンスを確保することは、企業にとっては死活問題となっている。シスコの新しい『2021年データプライバシー・ベンチマーク・レポート』では、調査対象となった4,400人のセキュリティ専門家の74%が、プライバシー投資とセキュリティ損失を軽減する能力との間に直接的な相関関係があるとしている。また、現在の風潮もプライバシー問題に注目を集めており、60%の組織がリモートワークへの移行に伴い、リスク管理のためのプライバシーとセキュリティ要件を準備できていないと報告し、93%がこれらのパンデミック関連の課題解決にプライバシーチームを向けさせている。COVID-19への対応中、大見出しになるデータ侵害、世界的な規制活動、データプライバシーは、経営幹部および取締役会での役割を担うリスク専門家にとっても重要な能力発揮分野であり、90%の組織が現在、経営幹部および取締役会にプライバシー指標に関する報告を求めている。